相性が悪いと言う嘘

勝負における相性は偶然ではない

実力もさほど変わらないのにあいつとは(あのチームとは)なぜか「相性が悪いんだよ!」

よく聴く言葉です。本当でしょうか?私は、本当のような嘘だと思っています。

逆に考えて見ましょう!

自分にとって相性のいい相手。カモにしている相手のことを考えて見てください。

その相手に、いつも偶然に勝っていますか?そうではないはずです。相手の致命的な癖、技術をちゃ~んと見抜き、そこを利用していることに気がつきませんか?(あいつが攻撃を仕掛ける前 必ず親指が立つ。あのピッチャーがカーブを投げるときグローブが横になる。あの監督はランナー2塁になると必ずエンドランをかけてくる。「緊張するなよ」と声をかけると緊張して、勝手に崩れて自滅する)などなど

ということは、自分をカモにしている相手はまったく同じことをやって勝っているのです。これは自分で気づくしかありません。

なぜなら、快く教えてくれるのは、あなたが引退してからだからです。

孫子は2500年も前に「彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず」と言っています。孫子の兵法

スポーツでは相手の欠点を探すことばかりに必死になり、自分の欠点が何であるのかを知ることを忘れている場合が多い(自分のことは自分が一番知っていると思い込んでいる)そこに最大の欠点がある。

勝率を上げるには、相手と同時に自分も良く研究しなければならないのです。相性が悪いのは偶然ではありません。あなたの欠点を たくみに利用されている だけなのです。