時間は力

質と量

短い練習時間で実力が上がれば最高ですね。しかし、そのためには質が高いことが条件です。

実力=練習時間2×練習の質×個人の素質といえます。

私の尊敬する方は世界チャンピオンになりましたが、その方の口癖は「日々努力、おれは人の3倍練習する」でした。

当時私から見たら天才でしたが、高校生の時の練習内容、練習風景をビデオで見せて頂いた感想は本当に普通。ただし練習時間は この方だけ3倍!!

ホームラン王になった掛布さんは、毎日500回素振りしたそうです。これもすごい。

時間が増えると練習の質と個人の素質を補います。それだけではありません。面白いことに補うだけではなく質が上がってきます。実際、世界チャンピオンになった方の練習内容は、会った当時非常に質が高かった。

先ほどの掛布さんの500回の素振り。実は素振り1回ごとに今ツーアウトランナー2塁、ピッチャー○○、内角低め、カーブ、等々、そこまで考えて500回ふったそうです。

2人とも最初から質の高い練習をしていたのではなく、練習をこなすうちに、ここに到達したのだと思います。私がこの時間の意味、時間パワーのすごさに気がついたのは、やめてからでした・・・
ちなみに集中すれば短い時間でも実力が上がると言われることもありますが、これは練習の質が高い事が条件です。質の低い練習を集中してやっても効果はあがりません。

では質から補なえば良いではないかとおっしゃる方もいますが 質が低いときは質が低いことに気がつかない場合が多い。

気がついても、それについての勉強や質の高いところへ出向いて教えを請うなど、やはり時間を使わなければいけません。